
ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、楠木健著『ストーリーとしての競争戦略』です。



【「違いをつくって、つなげる」、一言でいうとこれが戦略の本質です。この定義の前半部分は、競合他社との違いを意味しています】(p.13)



「違いをつくって」というのは、差別化のことですよね? 目新しい主張でないように思います。



大事なのは、続く部分の「つなげる」だ。それを解説する前に、さらに本文から引用するよ。



【他社との違いがなければ、経済学の想定する「完全競争」となり、余剰利潤はゼロになります。だから違いをつくる。これが戦略の第一の本質です】(p.13)



差別化が必要な理由を、マーケティング戦略(STP分析のポジショニング)でなく、経済学(完全競争下で余剰利潤がゼロになる)に求めた説は、勉強不足な私は初めて見ました。



次回は、「つなげる」について、見ていくよ。