『ここらで広告コピーの本当の話をします。』(小霜和也・宣伝会議・2014年11月6日発行)-1

研究員

ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、小霜和也著『ここらで広告コピーの本当の話をします。』です。

所長

著者はコピーライターとして、PlayStationやサントリーや日本生命の広告を手がけているね。

助手

【そもそも広告の役割とはなんぞや。それは、モノとヒトとの新しい関係を創ることです。】

研究員

広告の役割って、製品の名前や特徴を伝える、だけではないのですね。

助手

【「商品としての具体的な情報、競合との違い」】【はマーケティング用語でUSP(Unique Selling Proposition)】【直訳すると「独自の売りの提案」。一般的には「競合優位性」と訳されます。】

研究員

強み、とか、差別化ポイント、とも言われる特徴ですね。

助手

【鰻は冬に油が乗るので夏にはほとんど食されなかった】【鰻屋から相談を受けて】【「夏バテ防止に鰻を」というキャンペーンを展開】【ターゲットは「夏バテしている人」。USPは「他の魚と比べて鰻は精が付く」】【このキャンペーンが「夏に鰻を食べるとよい」という新しいモノとヒトとの関係をクリエイトしてしまったわけです。】

研究員

うなぎ、大好き(「不思議、大好き。」っぽく)

所長

次回は、「マーケティング」について見ていくよ。

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