『ストーリーとしての競争戦略』(楠木 健・東洋経済新聞社・2010年5月6日発行)-3

研究員

ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、楠木健著『ストーリーとしての競争戦略』です。

助手

【競争戦略は、「誰に」「何を」「どうやって」提供するのかについての企業のさまざま「打ち手」で構成されています】(p.20)

研究員

【優れた戦略立案の「普遍の法則」がありえない】(p.14)でしたよね。すると、戦略を学ぶのは難しいのでは?

所長

そうだ。本文では、こうまで言い切っているよ。

助手

【「法則」に従うということは、他社と同じ動きに乗るということであり、戦略にとっては自殺的と言えます】(p.30)

研究員

ますます、学び方が分からないです。

所長

学ぶのも大事だけど、自社独自の「打ち手」を、考える必要があるんだね。次回も「差別化」について見ていくよ。

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