
ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、楠木健著『ストーリーとしての競争戦略』です。



【他社との違いを考えるときに、二つの異なったタイプの違いがある】(p.111)そうだが、「違い」は分かったかな?



技術・開発が強いとか、逆に営業・マーケティングに長けているとか?
それとも、製品が中心か、サービスこそメインなのか、でしょうか?



違うな。



わっかりっません!(サッサと教えて~)



【「程度の違い」と「種類の違い」という分類です。程度の違いというのは、その違いを指し示す尺度なり物差しがあるタイプの違いです。】【種類の違いには、それを指し示す物差しがありません。】(p.112)



そういう「違い」のことか。



「違い」のつくり方が重要なんだね。



【(「種類の違い」は)SP:Strategic Positioning】、【(「程度の違い」は)OC:Organizational Capability】(p.113)



次回から、「違い」を示す尺度や物差しがある【OC】と、それが無い【SP】を見ていこう。