
ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、楠木健著『ストーリーとしての競争戦略』です。



「トレードオフ」について見ていこう。



【「どのような違いをつくっていますか」という問いかけに対して】【「何をしないか」に注目した答えが次々と出てくるのであれば、SP(Strategic Positioning)の戦略が明確な会社である】(p.124)



「違いをつくる」のが大事なのに、「何をしないか」が必要って、矛盾してません?



【投入できる資源には限りがあるので、同時にすべてのことをやるのは不可能です】(p.123)



確かに、なんでもかんでも自社で出来るわけでは、ありませんね。



【明確なポジショニングによる違いを構築するためには、「何をやるか」よりも、「何をやらないか」を決めることがずっと大切です。】(p.123)



次回からは、いよいよ「コンセプト」について見ていくよ。