研究員
ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、楠木健著『ストーリーとしての競争戦略』です。
著者は、元N.Y.ヤンキースの松井選手について、【なぜ松井選手は高額所得者になれたのでしょうか。】(p.87)と、読者に問うているよ。
それはシンプルに、松井選手が一流のバッターで、ホームランなどの優れた結果を残して評価されたから、では?
【業界の競争構造を利益の源泉として重視する考え方からすれば】【「数多くのプロ・スポーツの中で、野球を選んだから」というのが答えです。】(p.87)
あぁ、そっちの事ですかい。。
著者は、同じプロでも卓球やバレーボールでは如何に優れた選手であったとしても、松井選手のように高額所得者になるのは無理ですよね、と説明している。
【「どうやって戦うか」よりも「どこで戦うか」を重視する考え方です。】(p.87)
確かに、個人の実力や努力の以前に、選んだ競技でプロ選手の最大年俸は決まってきそうですね。
そうだね。次回から、また「競争戦略」について見ていくけど、そもそも「競争」って何だろうね?