『ストーリーとしての競争戦略』(楠木 健・東洋経済新聞社・2010年5月6日発行)-8

研究員

ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、楠木健著『ストーリーとしての競争戦略』です。

所長

「競争戦略」の前に、そもそも「競争」って何だろう?

研究員

企業における「競争」であれば、ライバル会社との、売上高や市場シェアの大きさの競い合いや、製品の差別化、だと思いますけど?

助手

【競争とは企業間の「違い」をなくす方向に働く圧力だといえます。】(p.111)

所長

さらに続くよ。

助手

【「違い」がなくなってしまえば、あとに残るのは(コスト優位の裏づけのない)単純な価格競争です。こうなってしまえば、利益は出ないのが理屈です。】(p.111)

研究員

【他社との違いがなければ、経済学の想定する「完全競争」となり、余剰利潤はゼロ】(p.13)でしたね。

助手

【だとすれば、利益を出すためには、経済学でいう完全競争の前提を壊せばいいわけです。】(p.110)

所長

次回は、どうすれば「完全競争の前提を壊せ」るのか、見ていこう。

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