研究員
ビジネス本を中心に、名著を3行くらいで紹介します。今回取り上げたのは、楠木健著『ストーリーとしての競争戦略』です。
今回も、引き続き「コンセプト」について見ていくよ。
【戦略の本質が因果論理のシンセシスにあるからこそ、コンセプトが大切になります。】(p.271)
「シンセシス」=「綜合」=「つなげる」ことでしたね。
【ストーリーの起爆剤となるようなユニークなコンセプトを構想するためには、もう一歩踏み込むことが大切です。「誰に嫌われるか」をはっきりさせる、これがコンセプトの構想にとって大切なことの二つ目です。】(p.274)
『嫌われる勇気』?
【誰からも好かれている人というのは、本当のところは誰からも好かれていない】(p.274)【全員に愛される必要はない。この覚悟がコンセプトを考えるうえでの大原則です。】(p.277)
コンセプトを考えるうえで、やってはいけないこと、は分かったのですが、どうすれば良いコンセプトを考えられるのかを、教えてください。
次回の最終回では、「コンセプトを構想するための最上にして最短の道」を見ていこう。