研究員
セガサミーのゲーム事業の業績って、どうなんでしょう?
増収増益だね、ゲーム事業は。
決算発表を見てみよう。
•売上高: 2、777.48億円(前年同期比 ▲888.46億円/▲24.2%)
•営業利益: 65.53億円(同 ▲210.90億円/▲76.3%)
•営業利益率: 2.4%(▲5.2ポイント)
セガサミーのゲーム事業は、「エンタテインメントコンテンツ事業」の中の、「コンシューマ分野」です。同事業はその他に「AM機器分野」、「AM施設分野」、「映像・玩具分野」があり、その他の事業として「遊技機事業」、「リゾート事業」があります。
その中でゲーム事業は、2021年度3月期の決算(12ヶ月)では、売上高の48.9%、営業利益の479.2% (!?)を占める主要事業です。
ゲーム事業が他の事業や分野の損失をカバーしているため、「営業利益の479.2%を占め」ている形なんだね。
ゲーム事業の3月期の業績(12ヶ月)は、以下の通りです。
•売上高: 1、357.00億円(前年同期比 102.00億円増/+8.1%)
•営業利益: 314.00億円(同 167.00億円増/+113.6%)
•営業利益率: 23.1%(+11.4ポイント)
業績のハイライトは、以下の通りです。
•フルゲームは、巣ごもり需要の影響等を受け、リピート販売が飛躍的に増加
•F2Pは、新作タイトルが好調に推移、既存タイトルも堅調に推移
コロナ禍で他事業の営業利益が、リゾートは▲41億円、遊技機は▲106億円もの損失だったのを、同じコロナ禍でも巣ごもり需要で好調だったゲーム事業で、うまく補っているね。
以上、2021年5月13日発表のセガサミーの決算報告でした。
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