研究員
2021年末のゲーム各社の業績は?
四半期の数字をまとめたよ。まず、売上高だ。
ゲーム主要9社の2021年10月から12月の四半期業績は以下の通り、売上高のトップ3はソニー、任天堂、バンダイナムコの順でした。
社名 | 売上高(百万円)/四半期 | 営業利益(百万円)/四半期 |
---|---|---|
ソニー | 813,264 | 92,896 |
任天堂 | 695,947 | 252,592 |
バンダイナムコ | 92,724 | 11,625 |
スクウェアエニックス | 82,211 | 19,926 |
サイバーエージェント | 58,329 | 17,130 |
コナミ | 55,327 | 19,686 |
セガ | 48,400 | 11,100 |
コーエーテクモ | 17,112 | 10,468 |
カプコン | 10,650 | 5,678 |
売上高は、ゲーム機の販売や、ソフトウェアのダウンロード販売サイトを運営しているプラットフォーマーが上位を占めています。
次は、営業利益の順のグラフ。
営業利益のトップ3は、任天堂、ソニー、スクウェアエニックスの順でした。
営業利益では、売上高で二位の任天堂が、売上高で首位だったソニーを上回っています。逆転の理由は、ハードウェアの利益の差や、ファーストパーティのソフトウェアの販売数によるものと思われます。
最後に、営業利益率の順のグラフだ。
営業利益率のトップ3は、コーエーテクモ、カプコン、任天堂の順でした。
営業利益率では、売上高では下位ながら、強い自社IPを持ち、リピートビジネスで収益をあげたパブリッシャー、コーエーテクモとカプコンが圧倒的に高い利益率で上位を占めました。
参考までに9社の数字を合わせた前年同期(2020年10-12月)との比較では、売上高は▲0.1%と同水準ながら、営業利益は+16.1%と大きく伸びています。
営業利益が伸びた理由を考察しなければ。。
2021年10-12月のゲーム主要9社の四半期業績ハイライトでした。