ゲーム各社では「巣ごもり需要」続いてますか?
各社の決算発表があったから、さっそく見ていこう。
ゲーム主要15社の2021年4月から6月迄の四半期業績は、以下の通りです。
グラフでは売上高(棒グラフ)の大きい順に、左から右へ並べたよ。最大のソニーは6,158億円、最小のKADOKAWAは18億円だね。
売上高(2021年4-6月)*ゲーム事業
①ソニー 6、158億円
②任天堂 3、226億円
③サイバーエージェント 923億円
④スクウェア・エニックス 698億円
⑤バンダイナムコ 668億円
⑥コナミ 498億円
⑦カプコン 439億円
⑧セガサミー 295億円
⑨ミクシィ 225億円
⑩ガンホー 218億円
⑪コーエーテクモ 196億円
⑫ディー・エヌ・エー 187億円
⑬グリー 139億円
⑭コロプラ 80億円
⑮KADOKAWA 18億円
ハードメーカーのソニーと任天堂を除いてグラフを作ってみた。13社の 売上高(青い棒グラフ)の大きい順に、左から右へ並べたよ。サイバーエージェントがトップだ。
サイバーエージェントの売上が 、スクエニやバンナムやコナミを抜いちゃったんですね!
次は、「本業の儲け」を示すと言われている、営業利益(緑の棒グラフ)を見てみよう。売上高が二位だった任天堂が、営業利益ではソニーを抜いてるね。
営業利益(2021年4-6月)*ゲーム事業
①任天堂 1、197億円
②ソニー 832億円
③サイバーエージェント 442億円
④カプコン 244億円
⑤コナミ 191億円
⑥スクウェア・エニックス 171億円
⑦バンダイナムコ 118億円
⑧ミクシィ 105億円
⑨コーエーテクモ 96億円
⑩ガンホー 66億円
⑪セガサミー 65億円
⑫ディー・エヌ・エー 33億円
⑬グリー 14億円
⑭コロプラ 11億円
⑮KADOKAWA ▲1億円
最後は、「営業利益÷売上高」で求める営業利益率(折れ線グラフ)だ。売上高で5位・営業利益額で4位だったカプコンがトップだね。
営業利益率(2021年4-6月)*ゲーム事業
①カプコン 55.7%
②コーエーテクモ 49.1%
③サイバーエージェント 47.9%
④ミクシィ 46.8%
⑤コナミ 38.4%
⑥任天堂 37.1%
⑦ガンホー 30.4%
⑧スクウェア・エニックス 24.5%
⑨セガサミー 22.0%
⑩ディー・エヌ・エー 17.7%
⑪バンダイナムコ 17.7%
⑫コロプラ 13.8%
⑬ソニー 13.5%
⑭グリー 10.7%
⑮KADOKAWA ▲6.2%
カプコン、コーエーテクモ、サイバーエージェントとミクシィの4社は、売上高の半分が営業利益という、とてつもなく高い収益性を示した。他社も、ほとんどが二桁の営業利益率を示しているので、2021年4月から6月迄の四半期は、まだまだ「巣ごもり需要」の恩恵を享受したようだね。
ゲーム15社の2021年4月から6月迄の四半期業績の比較をご高覧いただき、ありがとうございました!